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ハノイにハンドドリップコーヒーのカフェ 「コーヒー人」が交流する場に

「カフェ・コーヒー人」の外観

「カフェ・コーヒー人」の外観

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 ハノイのドンダー区に10月18日、ハンドドリップのコーヒー店「Cafe Kohibito(カフェ・コーヒー人(びと))」(Vu Thanh, O Cho Dua, Dong Da, Ha Noi)がオープンした。

「カフェ・コーヒー人」の店内

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 広報担当のグエン・クイン・アン(Nguyen Quynh Anh)さんとバリスタのライ・スアン・ツオン(Lai Xuan Truong)さんが共同でオープンした同店。グエンさんは日本留学時に「手作りのスタイルや丁寧さ、細心の注意を払う様子や手入れする姿」に感銘を受け、「日本で発展しているサードウェーブコーヒーというスタイルがハノイにはまだ少ない」ことからオープンを決めたという。

 コーヒー豆はエチオピア産やコスタリカ産、ベトナムのラムドン産、カウダット(Cau Dat)産などのアラビカ(Arabica)種と、ベトナムのザライ(Gia Lai)産のロブスタ(Robusta)種を使っている。

 2人はゴックカン(Ngoc Khanh)通りで「Cui Dia」という小さなカフェも経営しているが、一方で「人と人がコーヒーを通じて交流できる空間としてのカフェを開きたい」という思いがあった。新店ではコーヒー豆の生産者や焙煎(ばいせん)する人、楽しむ人などコーヒーに情熱を持つ人々を「コーヒー人」と呼び、それが店名にもなっている。

 店内は「わびさび」がコンセプトのシンプルなデザインで、店舗面積は70平方メートル。テーブル11卓、カウンター5席を備え、35人を収容できる。店内中央にはオープンカウンターを設け、バリスタがハンドドリップでコーヒーをいれる様子が見られるため「人気の席」だという。店の裏側には日当たりのよいエリアがあり、「リラックスしたり本を読んだりできるほか、写真映えのスポットにもなっている」とも。

 看板メニューであるハンドドリップコーヒー「POUR OVER V60」は豆を国産(5万5,000ドン)・外国産(7万ドン)から選ぶことができる。手作りのキャラメルクリームを使ったアイスコーヒー「YATTA(やった)」(6万ドン)、日本から輸入された抹茶パウダーを使いバリスタがラテアートを描いて提供する「抹茶ラテ」(5万5,000ドン)も提供。コーヒーが飲めない人のためにココアやティーなども用意し、ハイビスカスの花や手作りのイチゴレモンシロップを添えた「ハイビスカス茶」(5万5,000ドン)などがある。デザートには焼きチーズケーキ(3万5,000ドン)やバナナチョコレートパン(2万5,000ドン)などを用意。

 グエンさんは「コーヒーを通じて交流したり、日本文化が好きな皆さんが話し合ったりできる場所にしていきたい」と話す。

 営業時間は8時~22時。

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