ハノイのハイバチューン区に5月22日、生花小売店「L’amour Flower Ha Noi(ラムールフラワーハノイ)」(2F, 130 Lo Duc, Dong Mac, Hai Ba Trung, Ha Noi)がオープンした。
ラムールは、「花の街」として知られるベトナム中部のダラットを拠点に生花の卸売を行う会社「DFSS」の小売りブランドで、10年近くかけて建設した1200平方メートルの切り花工場から直接供給している。ダラットに1店舗、ホーチミンに2店舗を構え、今回初めてハノイに出店した。
店舗面積は60平方メートル。店頭には色とりどりの花が並び、花束(30万~70万ドン)やフラワーアレンジメント(50万~250万ドン)、結婚式や誕生日に贈るイベントフラワー(500万~1,500万ドン)など、さまざまな形で販売する。日本の「大田花き」(東京都大田区)から直輸入した花も取り扱っており、最近では室内の観葉植物として「ドウダンツツジ」(39万~45万ドン)が特に人気だという。
店名はフランス語で「愛」を意味する。「花や自然、人々への愛情を広げたい」と、個人・団体向けのワークショップ活動、生花展示イベント、プロの講師によるフラワーアートスクールなども手掛ける。各コースの学費は600万~2,100万ドン。
グエン・ホアン・ドゥック社長は「ハノイへの出店を機に、ラムールブランドを高めていきたい。美しい花をもたらす技術を生かし、地元の商品を徐々に国際市場にも広めていければ」と意気込む。
営業時間は8時~20時。