ハノイのハイバーチュン区に自家焙煎(ばいせん)のコーヒー専門店「Kosmos(コスモス)」(31 Bui Thi Xuan, Hai Ba Trung, Ha Noi)がオープンして3カ月がたった。
「コーヒーへの情熱いっぱい」という店主のヴォ・カン・リン(Vo Khanh Linh)さんが7月1日にオープンした。店名はギリシャ語で「宇宙」を意味する。ヴォさんは「コーヒーを深く掘り下げるほど、小さなコーヒー豆でさえ、ミニチュア宇宙のような多くの層と複雑な構造を含むと気づいた」と店名の由来を話す。
現在はテークアウトとデリバリーのみの営業だが、店内はテーブル12卓、カウンター6席、オープンテラスの屋外席を備え、約30人を収容できる。内装は黒とインディゴブルーを基調にし、藍染め、青写真、手作りの美術品などを飾る。「フレンドリーで温かみのある雰囲気を作るため、大人数向けではなく1~2人用の小さくて居心地の良いスペースを作ることに力を入れた」とヴォさん。
コーヒーはベトナムの農園や世界の生産国から仕入れた豆を自家焙煎する。メニューには、ベーシック、セレクト、スペシャルなどの豆から選べるコーヒー「Kosmos」(5万~8万ドン)、低温の水に12~15時間かけて浸す「コールドブリューコーヒー」(6万~8万ドン)、濃厚なチョコレートとキャラメルを使ったホワイトコーヒー(4万5,000ドン)などを用意。そのほか、京都から直輸入した抹茶パウダーを使う抹茶ラテや、コンブチャ(5万5,000~7万5,000ドン)などもそろえる。
ヴォさんは「コーヒー豆という小さな宇宙を通じて、人々の交流が広がる場になれば」と期待を込める。
営業時間は8時~20時。注文はフェイスブックやスマホアプリ「Baemin」「Shopee Food」で受け付ける。