ハノイ・ハイバーチュン区の雑貨店「Nha Nep（ニャーネップ）」（1 To Hien Thanh, Hai Ba Trung, Ha Noi）が11月28日で1周年を迎えた。

店内や商品

　絵画、陶器、ファブリック商品、アロマキャンドル、本などベトナム各地の雑貨を扱う同店。店主のヴー・フー・ティン（Vu Phu Thinh）さんは「ホテル・観光会社での仕事を辞めたばかりで、次の事業を探していた。ハノイ周辺には地方の作り手による商品の店が少ないと気付き、出店を決めた」と振り返る。

　オレンジ色を基調にした同店の店舗面積は15平方メートル。店名は「Nha＝ハウス」と「Nep＝もち米」を組み合わせた造語。「炊きたてのもち米がくっつくように、商品やお客さまとの連帯を強めていきたい」という思いを込める。

　商品は、陶芸で知られるバッチャン村のマグカップ（9万4,000～11万ドン）、コーヒー、バニラ、カカオから香りを選べる「Felicite Candle」のアロマキャンドル（19万ドン）。「Synature」のエッセンシャルオイル（8万5,000～17万5,000ドン）、フランス人画家・ローリー・ドローズ（Laurie Draws）さんのベトナムをモチーフにした水彩画（4万～22万ドン）、「Obliviate」のピアス（13万9,000ドン～34万5,000ドン）など。

　ヴーさんは「この1年、コロナ禍で大変な思いをしたが、お客さまからたくさんフィードバックをもらい、よりよい店に成長した。お客さまの声は若いアーティストが作り続けるモチベーションにもなる。今後もベトナム全土の手工芸品に出合える店として、ユニークな商品・土産品をそろえていきたい」と意気込む。

　営業時間は10時～20時。オンライン販売も行っており、スマホアプリ「Shopee」、フェイスブック、インスタグラムで注文を受け付ける。