ハノイ西部ホアイドゥック郡の開発エリア「Mailand Hanoi City(マイランド・ハノイ・シティ)」内に、アートや音楽、民芸品販売を目的にした文化体験ストリート「Pont De Long Bien Walking Street(ポン・デ・ロンビエン・ウォーキング・ストリート)」がオープンして1カ月がたった。
開業は1月22日。ハノイがユネスコ(UNESCO)の「創造都市ネットワーク」に認定されていることから、その取り組みの一環として同エリアのデベロッパー「An Khanh」会社が開設した。「マイランド・ハノイ・シティに暮らす人々やハノイ市へのプレゼント」と位置付ける。
ストリートの名は、ベトナムの歴史的象徴でハノイの人たちの生活を支えてきた「ロンビエン橋」(1902年築)に由来する。パリの芸術通りを表す24のアーチ橋と、ベトナムの伝統建築を模した15のブースで構成。総面積は5000平方メートル。アート活動のためのスペースとして開放し、絵画・写真、伝統的な工芸品などの展示・販売、野外ライブや民族舞踊などのイベントも行う。バインラン(Banh Ran)やおこわなどを売る屋台、アーティスティックなカフェスペース、レトロな写真映えスポットなども設ける。
「開発エリアの住民のニーズを満たすだけでなく、ロンビエン橋のように過去・現在・未来をつなげ、生活様式やテクノロジー、文化遺産の価値を保存する場所としても期待されている。創造性を発揮するための遊び場として、若い人たちにも活用してもらえれば」と担当者。3月にはベトナムの国際女性の日「3月8日」を迎えるイベントや農機具フェアの開催も予定。
開場時間は9時~21時。駐車場台数は無制限。