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ハノイのコワーキングスペースで絵画展 一般客との交流を通じ制作

展示中の作品「スライドパズル」

展示中の作品「スライドパズル」

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 ハノイ・バディン区のコワーキングスペース「Toong(トーン)」(9F, 5 Dien Bien Phu, Ba Dinh, Ha Noi)で3月28日、画家ブー・トアン・ビエット(Vu Tuan Viet)さんの個展「DICH CHUYEN/TRANSITION(ディッチ・チュエン/トランジション)」が始まった。

展示作品

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 アーティストが同所に3カ月以上滞在し、作品を制作するプログラム「Art Resider(アートリザイダー)」の一環で行う同展。主催はキュレーターユニット「Goc Creation(ゴッククリエーション)」とトーンチェーン。これまでにホアンキエム区、カウザイ区でも開催した。

 同プログラムでは、ホーチミン、ビエンチャン、ハノイにあるトーンに地元のアーティストが滞在し、同所を訪れる客とコミュニケーションを取りながら制作を行う。担当者は「単に創作スペースや展示スペースを提供するものではない。アーティストの自由な探求、実験、一般客へのアピールを支援するもの」と強調する。

 会場には、油絵を中心とした絵画、スケッチ、メモなどを展示。ジグソーパズルのように配置されたインスタレーション(現代アートの1ジャンル)を使って一般客との交流を図りながら、「その人にとってのトランジション(移行・変化)を作り上げる」とブーさん。コロナ禍もテーマにしており、「大都市に向かう人々の動き、ハノイの街並み、パンデミック時の目まぐるしく変化した社会的距離などからインスピレーションを得た」と話す。

 開館時間は8時~17時。入場無料。4月13日まで。

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