ハノイ・タイホ区のクライミングジム「VietClimb(ベトクライム)」(So 2 Ngo 76 An Duong, Yen Phu, Tay Ho, Ha Noi)が移転オープンして1カ月がたった。
VietClimbはベトナム初のクライミングクラブとして2011年、現在の場所にほど近い40番地にオープン。社長のジャン・バーリー(Jean Verly)さんが「国際的にも活躍できる若い才能を育成」する目的で設立した。「VietClimb」は「Viet=ベトナム」と「Climb=登ること」を組み合わせた造語。昨年5月に、コロナ禍によるロックダウンで休業を余儀なくされたが、2月22日に移転・再開した。
「運動不足の若者にも利用してもらおうと、前のジムより大きく近代的な空間を作った」とマネジャーのレ・ティ・ウエン(Le Thi Uyen)さん。施設面積は「国内最大規模」の600平方メートルで、150人を収容する。500平方メートルのクライミングエリアでは、さまざまな傾斜の壁、キルター(Kilter)製のホールド、ムーンボードなど、幅広いレベルの人が利用できるトレーニングツールを提供。床には厚さ30センチ、高弾力のマットを敷いている。ほか、リラクゼーションのためのドリンクバー、休憩スペースを備える。
料金は、ビジターの1日利用=大人18万ドン、13歳未満12万ドン、会員=1カ月81万7,000ドン。クライミングシューズのレンタル料は3万ドン。7歳以上の子どもと大人のクライミングクラスのほか、月2回、屋外ロッククライミングツアーも実施する。安全帯ハーネス、ヘルメットなどクライミング用品のレンタル・販売も行っている。
レさんは「クライミングは足から肩までの筋肉を鍛えるだけでなく、終点に到達するための集中力や精神力を養う。足と腕のポテンシャルを信じて、諦めなければ困難に見える課題も不可能ではないことが学べる場にしていきたい」と話す。
営業時間は10時~22時(土曜・日曜は9時~)。駐車場は車2台、バイク30台。