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ハノイで昔のお金をデザインした陶磁器展「マネーポット」 20点超展示

展示する作品

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 ハノイ・カウザイ区のギャラリーを併設したレストラン「Thao Vien Botanic Garden」(So 2 Ngo 31 Hoang Cau, Dong Da, Ha Noi)で現在、チン・ブ・ヒエウ(Trinh Vu Hieu)さんの陶磁器展「Money Pot(マネーポット)」が開催されている。

館内や展示作品

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 6月20日に始まった同展。「お金」をテーマに、紙幣を表面にデザインした陶器20点以上を展示する。チンさんは「お金の価値は一時的で、使われなくなると忘れ去られ権力を失う。陶器素材を通して、それぞれのお金が使われていた時代を呼び起こし、芸術と歴史をつなぐ場を開きたい」と開催を決めたという。「紙幣のデザインは芸術的。ユニークな装飾模様で歴史上の人物、遺跡、風景などを表現している」とも。

 作品では「ベトナム国史の中で画期的な時期」とされる、1954年(ジュネーブ協定締結の年)以前の紙幣を再現。制作に当たっては「土選びに始まり、エナメルの混合、回転テーブルでの成形、炉の火力調整などにもこだわった」という。

 「過去の紙幣のイメージは多くの人たちにとって記憶に残り、記念となるべきもの」とチンさん。「紙幣ごとに物語がある。陶器に取り入れたベトナムの歴史の一部を学んだり観賞したりする時に、紙幣にいとおしさを感じるのでは」と話し、来場を呼びかける。

 開館時間は9時~21時。入場無料。8月10日まで。

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