大型商業施設「Mega Grand World Hanoi(メガグランドワールド ハノイ)」が12月21日、ハノイ郊外ザーラム県の新都市区「オーシャンシティ」(Gia Lam, Ha Noi)内にオープンした。
経営は住宅開発「ビンホームズ(Vinhomes)」。敷地面積は18万7000平方メートル。環状3.5号線をはさみ、北側のイタリア・ベネチアをモデルにしたエリア「ザ・ベネチア」、南側の韓国をモデルにした「Kタウン」から成る。
ザ・ベネチアでは中央にベネチア運河を設け、運河を挟むように数百軒のショップ・飲食店が立ち並ぶ。運河ではゴンドラ船での遊覧サービスを提供。高さ36メートルの時計台やメリーゴーラウンドなどを備えた小型遊園地も設けるほか、帆船も備え、3Dマッピングや噴水を使った夜のエンターテインメントショー「Grand Voyage」の舞台となっている。
Kタウンはソウルの繁華街「江南(カンナム)区」のショッピングストリート、梨泰院(イテウォン)文化通り、若者の街として知られる弘大(ホンデ)芸術通りの雰囲気を再現した。2キロのナイトマーケットも行う。
2つのエリアは歩道橋「イースト・ウエストブリッジ」で結ぶ。同施設の「象徴的な存在」にも位置づけ、「ザ・ベネチア(繁栄する西部の象徴)とKタウン(東部の象徴)の間のハイフン」(同社)とも。
営業時間は9時~24時。駐車場は349台。同施設へはバス交通「VinBus」が24時間、年中無休で運行しており、ノイバイ国際空港やハノイの中心部へは30~45分。