ハノイのハドン区に12月5日、自家焙煎(ばいせん)のコーヒー専門店「Sutori(ストーリー)」(70 Duong 19/5, Van Quan, Ha Dong, Ha Noi)がオープンした。
店主のグエン・ティ・トゥ・ヒエン(Nguyen Thi Thu Huyen)さんは日本に4年間留学。コーヒーが好きで、「日本にいたときもコーヒー文化を学んだ」と話す。帰国後、「コーヒーの味と面白いストーリーがあふれる場所をハノイに作りたい」という思いで出店した。
店舗面積は中1階を含む全フロア合わせ140平方メートル。カウンター7席、テーブル12卓、約45人を収容できる。エントランスには瓦を施し、看板の店名はカタカナで表記している。店内はダークブラウンの木材を基調とし、「和風デザインに仕上げ、居心地のいい空間を作った」とグエンさん。壁一面を使った大きな本棚には日本のコミックが並ぶ。
コーヒーメニューには少し酒を加えたクリーマーコーヒー「Nagoya」(4万5,000ドン)、オレンジとレモングラスの香りを組み合わせたコールドブリューの「Tokyo」(4万9,000ドン)、塩クリームとミックスした「Kyoto」(5万5,000ドン)、オレンジと組み合わせた「アメリカーノ」、ベトナムの伝統的な「ホワイトコーヒー」(以上3万5,000ドン)などをラインアップ。ほか、タロイモアイスにエスプレッソをかけるアフォガード(4万5,000ドン)も用意する。
グエンさんは「ここでは、それぞれのコーヒーカップにストーリーがある。お客さまのストーリーも聞いてみたい。まずは店内でひいたコーヒーを味わいに来てもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は8時~21時。駐車場は車5台、バイク20台が駐車できる。