ハノイのバディン区に2月21日、日本風カレー専門店「大山カレー　ハノイ」（10/53 Linh Lang, Cong Vi, Ba Dinh, Ha Noi, TEL 0879562418）が移転オープンした。

スタッフや料理

　埼玉県で日本語学校を運営するNPO法人が手掛けるベトナム事業。同NPOはこれまで多くのベトナム人学生を受け入れてきたという。2021年、同NPO代表者が「料理を通じてベトナム人とのつながりを築きたい」とキンマーエリアに出店した。コロナ禍で客足が伸び悩んだため、キンマーと並んで日本人居住者の多いリンランエリアへの移転を決めた。

　店舗面積は30平方メートル、カウンター10席。昼間は「大山カレー」のみ、夜間はバー「Caribbean（カリビアン）」を同時に営業する。「当店のカレーは、いわゆるスパイスカレーではなく、昔ながらの懐かしい味がする日本のカレーをベースに調理している」と店長の大山正光さん。

　メニューは、皿からはみ出すほどのカツを載せた「わらじカツカレー」(18万ドン)、カボチャ、アスパラガス、ほうれん草など新鮮な野菜を使った「野菜カレー」(14万ドン)、「やみつき唐揚げ」(2万ドン)など。丼物では「わらじかつ丼」、豚丼（以上18万ドン）、カツ丼、親子丼（以上15万ドン）などを用意する。テークアウトにも対応。

　大山さんは「活気のあるリンラン市場の近くに移転できて良かった。気軽に立ち寄ってもらえるような店になれれば。日本の方にも食べてほしい」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は11時～14時、17時～21時。デリバリーの注文は電話、「Capichi」「Grab」「Loship」「DeliveryK」で受け付ける。