ハノイのドンダー区に4月3日、電動バイクの販売とメンテナンスサービスを行う「Dat Bike（ダットバイク）」のハノイ店（101-K1 Giang Vo, Cat Linh, Dong Da, Ha Noi）がオープンした。

店内や製品

　同名メーカーが経営する同店。同社は2019年、「ベトナムのエンジニアが設計・製造する電動バイク」を提供しようと設立。同年発表した電動バイク「Weaver（ウィーバー）」は国内で初めて交通運輸省の承認を受けた。2020年12月、ホーチミン市内に初の店舗をオープンし、今回で2店舗目となる。

　店舗面積は350平方メートル。ショールーム、来客用ラウンジ、洗車・メンテナンス用エリアを備える。取扱製品は「ウィーバー」（3,990万ドン）、ハイグレードタイプの「ウィーバー200」（5,490万ドン）の2種。ヘルメット、サドル（以上50万ドン）、タイヤ（90万ドン）などの付属品も販売する。

　ウィーバー200は、3時間の満充電で約200キロの走行が可能（時速35キロの場合）だという。最高速度は時速90キロで、停止状態から3秒間で時速50キロまで加速できる。専用スマホアプリとの連携により、バイクに近づいたり離れたりするだけで、電源のオン・オフが切り替えられる。

　創業者兼CEOのグエン・バ・カン・ソン（Nguyen Ba Canh Son）さんは「持続可能な交通手段として、汚染・煙・騒音の削減に貢献する製品。化石燃料車からの乗り換え需要を狙っている」と話す。「今年末にも新製品を市場投入する予定」とも。

　営業時間は9時～20時。月曜定休。ネット注文・配達にも対応する。