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ハノイの観光地で「虎」をテーマに作品展 芸大グループが制作

会場の様子

会場の様子

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 ハノイ・ホアンキエム区の「ナムフオン共同ハウス(Nam Huong communal house)」(Dinh Nam Huong, 75 Hang Trong, Hoan Kiem, Ha Noi)で現在、ベトナム芸術大学の若手アーティストグループによる作品展「Tiger Walking in Town(タイガー・ウォーキング・イン・タウン)」が開催されている。

館内や展示作品

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 3月25日に始まった同展。今年の干支(えと)である「寅(とら)」をテーマとした作品30点を展示している。正月(テト)用の飾り絵である「ハンチョン(Hang Trong)絵画」と、国内外の観光客が訪れる伝統的なナムフオン共同ハウスの価値を発展させる目的で開いた。2020~21年に行われた「From Tradition to Tradition(伝統から伝統へ)」に続く、芸術プロジェクトの第2弾にも位置付ける。

 展示作品は、学生が1カ月をかけて制作。油絵の具・漆・絹などの伝統的な画材に加え、デジタルアートや工業デザインなどの現代的媒体でテーマを表現している。作品には「寅年である今年に、活気と日常を取り戻す」との思いが込められている。

 同大講師で、画家兼キュレーターでもあるグエン・テ・ソン(Nguyen The Son)さんは「虎には猛烈で近寄りがたいイメージがあるが、温かさ、保護、強さ、寛容といった印象もある」と話す。「ベトナムの伝統文化に見られる線、色使い、レイアウトなどと、若い芸術家たちの創造性が組み合わさることで、虎のイメージに新しい視点をもたらした」とも。

 グエンさんは「若者が質の高い作品を制作できるよう、自由で快適な環境を整えた。作品展を通じてベトナムの文化遺産、中でも途絶えかけたハンチョン民芸への関心を刺激したい。同時に、他の文化や文化遺産への思いを呼び起こすきっかけにもなれば」と期待を込める。

 開館時間は9時~16時30分。入場無料。6月25日まで。

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