ハノイのバディン区に5月21日、日本人が経営するベトナム料理店「SPRING‘S(スプリングス)」(47 Phan Ke Binh, Cong Vi, Ba Dinh, Ha Noi)がオープンした。
「ベトナム料理のファミリーレストラン」を目指す同店。「以前は東南アジアの香草や香辛料が苦手だった」という日本人店主の大山正男さんが考案したオリジナルのベトナム料理を提供。店名は英語で「春巻き」を意味する。
「ベトナムで生活する中で、ベトナム料理のバリエーションの多さ、日本人にもおいしく食べられる食材がたくさんあることを知った」という大山さん。「ベトナムに来るのが初めてという観光客や、香辛料などが苦手な子どもにもおいしいと言ってもらえるような、日本人好みのメニューを考えた」という。
3階建てビルの1・2階部分、テーブル15卓、カウンター5席、約55人を収容。2階フロアはステージ付きで、平日はキッズスペースとして開放している。週末はベトナム音楽のステージや映画の上映なども行う。共同店舗の「大山カレー」、「CAMPUS CAFE」のメニューも同時に注文できる。
主なメニューは、オーガニックの豚肉を使った「ゴロゴロ角煮炒飯」(12万ドン)、ベトナム風お好み焼き「バインセオ」(20万ドン)、「カリカリ食感」のエビのかき揚げ「バイントム」(16万ドン)、骨付き鶏の煮込みなどのおかずにご飯・サラダ・スープが付いた「ランチセットC」(16万5,000ドン)など。ドリンクは、「ココナツコーヒー」(5万ドン)、「スイカジュース」(4万ドン)、「レモンスムージー」(5万5,000ドン)などを用意する。
大山さんは「ベトナム文化との交流がレストランを運営する目的の一つ。毎週末、現地の若者との国際交流イベントを開いている。ベトナム料理教室などにも足を運んでほしい」と呼びかける。「ハノイで生活する日本人のよりどころになれれば」とも。
営業時間は11時~14時、17時~22時。月曜定休。駐車場はバイク10台。