ハノイのドンダー区に金融系クラウドサービスなどを提供する「Money Forward（マネーフォワード）」（東京都港区）のハノイ開発拠点（11F TNR Tower, 54A Nguyen Chi Thanh, Lang Thuong, Dong Da, Ha Noi）が開所して1カ月がたった。

スタッフや館内

　ホーチミン拠点（2019年開所）に続き、ベトナムで2拠点目となる同オフィス。日本向けサービスの開発を行う目的で、グループ会社の「Money Forward Vietnam」が4月16日に開所した。主にバックオフィス業務に関連する新規サービスの開発、個人向け財務管理サービスの新機能の開発を担当する。

　オフィスの総面積は684平方メートル。社員のための「リフレッシュエリア」にも注力し、ビリヤード台やプレイステーション用の大型モニター、カフェエリアなどを備える。

　拠点責任者の竹中一将（かずまさ）さんは「日本オフィスで働くベトナム人スタッフのほとんどがハノイ出身。貴重な人材である彼らが将来、故郷に帰りたくなった時に、この拠点が受け皿となり、当社で働き続けるきっかけとなれば」と期待を込める。「ベトナムはIT教育が盛んな国で、特にハノイには国内トップクラスの理工系大学がある。今後、エンジニアの採用に力を入れたい」とも。