ハノイオペラハウス(ホアンキエム区)で9月に公演を予定する新作オペラ「アニオー姫」のチケット販売が7月20日に始まる。
日越外交関係樹立50周年を記念した同作品。「アニオー姫」実行委員会(ブレイングループ、ヤマハミュージックベトナム、NPO国際交流推進協議会)とベトナム国立交響楽団が共同で製作・公演する。ハノイオペラハウスが世界初演。
物語は史実に基づいており、舞台は17世紀初頭(400年前)の朱印船時代。長崎の貿易商であり、幕府公認の御朱印船「荒木船」の船長だった荒木宗太郎と、広南国(現在のベトナム中部)の王家の姫ゴック・ホアの国際結婚にまつわるストーリーを描く。
結婚に至るまでの物語や、2人が長崎で結婚生活を始め、姫が「アニオー姫」」と呼ばれるようになるまでの経緯、長崎奉行から鎖国の通達が下される場面などを盛り込む。
同委員会は、オペラ「アニオー姫」のストーリーを原案に、漫画家・東村アキコさんに描き下ろし漫画を依頼。「アニオー姫~海を越えたプリンセス~」のタイトルで、電子版を日越外交関係樹立50周年記念特設サイトで無料公開している。
公演日は9月23日・24日。チケットは、S席=200万ドン、A席=120万ドン、B席=70万ドン。11月には東京・人見記念講堂で「日本プレミア公演」も予定する。