ハノイ工科大学で1月12日、日本の伝統的な正月文化を再現する「お正月祭り2020」が開催された。主催は同大IT高等教育人材育成プログラム「HEDSPI」の日本語クラブ「Nichibu」。
今年で11回目となる同イベントでは、「新年の喜び」と日本の文化を体験できる。同大2年のPham Le Thanh Huyenさんは、「勉強でストレスの多い学生にとって、旧正月の休暇に入る前の、楽しくて居心地のいいイベントになっている」と話す。イベントの運営に関わる学生は、「仕事を整理するために必要なソフトスキルを磨く機会を与えてくれた」とも。
会場では、太鼓や「よさこい」ダンスなど伝統的なパフォーマンスや、浴衣の無料試着体験、おみくじ、餅つき、書道、生け花、日本の伝統的な小物作りの体験コーナーを用意。日本の屋台を再現したフードコーナーでは、たい焼きやギョーザ、かき氷などを提供した。
Pham Le Thanh Huyenさんは、「日本語学習コミュニティーや日本の文化愛好家と知り合いになれる貴重な機会。同様の関心を持つ外国人と交流したり、話したりすることもできた。故郷から遠く離れた日本人には、ベトナムで故国の新年のイメージを見る機会にもなったのでは」と話す。