ハノイのハイバーチュン区に「Daydreamer Coffee(デイドリーマー コーヒー)」(19 Nguyen Dinh Chieu, Le Dai Hanh, Hai Ba Trung, Ha Noi)がオープンして2カ月がたった。
3月2日にオープンした同店。使うコーヒー豆はダクラク(Dak Lak)省のクロンナン(Krong Nang)産や、ラムドン(Lam Dong)省のカウダット(Cau Dat)産など、全てベトナム産。店主のグエン・トゥアン・ズオン(Nguyen Tuan Duong)さんは「ベトナムには多くの種類のコーヒー豆があるが、質の悪い焙煎(ばいせん)コーヒーの味に慣れてしまった人も多い。コーヒー豆の本来の魅力を引き出し、おいしいコーヒーを味わう習慣を再定着させたい」と話す。
店名は「日中の夢想家」を意味し、「日中の夢を実現したい」という願いを込めた。「曖昧のように聞こえる名前だが、私たちに夢を実現する意欲を与えてくれる」とも。
店舗面積は30平方メートル、カウンター2席、テーブルは店内に5卓、屋外にグループ用のテーブル6卓、計25人を収容できる。外装は赤を使っているが、店内は木材を使ったヨーロピアンスタイルの「小さく居心地の良い空間に仕上げた」という。
ドリンクメニューには、コーヒーにアールグレイを組み合わせたイタリア風の「ザーロイヤルカフ(The royal caf)」(4万5,000ドン)、お湯の入ったカップにエスプレッソを注ぎ、塩クリームをのせた「アメリカウィンター(America winter)」(4万ドン)、コーヒーにチーズ風味のクリームを入れた「チージソルティカフ(Cheezy salty caf)」(5万ドン)などをラインアップする。
そのほか、レッドグアバとパッションフルーツをミックスしたティー(4万5,000ドン)や、リンゴ、パイナップル、レッドドラゴンフルーツをミックスしたジュース「レッドアパピナ(Red appapina)」(5万ドン)なども用意する。
グエンさんは「サードウェーブコーヒーを体験できる場所にしていきたい。何よりもベトナムコーヒー豆のよさを最大限に引き出した上でお客さまに提供していければ」と意気込みを語る。
営業時間は8時~22時30分。駐車場は車2台、バイク15台。