ハノイのタイホー区におにぎりや「ひとくち総菜」を提供する「Momiji（もみじ）」（32 Duong Tay Ho, Quang An, Tay Ho, Ha Noi）がオープンして間もなく2カ月がたつ。

「Momiji」の店内

　3月17日にオープンした同店。店名には「何か日本らしい名前で日本の四季を感じやすいものを選んだ」と店主の田中千鶴さん。イートインスペースと庭を含めた店舗面積は80平方メートルで、テーブル4卓を備え14人を収容できる。「庭には大きな木があり、とても居心地のいいスペース」とも。

　おにぎりは日本の「デパ地下風」で、「塩むすび」（2万6,000ドン）、「ツナコチジャン」（3万2,000ドン）、「明太子」（3万8,000ドン）などの白ご飯のおにぎり、「ゆかりと塩昆布」（3万4,000ドン）、「サーモンそぼろとゴマ」（3万6,000ドン）などの混ぜご飯のおにぎりなど10種類を用意する。

　「ひとくち総菜」と名付けた総菜も10種類を用意し、「関西風だし巻き」（3万ドン）、「ポテトサラダ」（4万ドン）、「サバの塩焼き」（6万ドン）などをラインアップ。ドリンクには、緑茶やジャスミン茶のボトル、コーヒー、カフェラテなどを用意し、価格は4万ドン～4万5,000ドン。

　テークアウトやデリバリー（2キロ以内は無料で配達）、ピクニックやパーティーなどのケータリングにも対応する。同店SNSには日本語のオーダーフォームも用意している。

　田中さんは「コンビニやデパ地下が恋しい日本の方をイメージしながら、料理をそろえている。朝6時半から開店しているので、出勤前に立ち寄ってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は6時30分～14時30分。日曜定休。