ハノイ・バーディン区キンマー通りの日本料理店「Taraumi(タラウミ)」(629 Kim Ma, Ngoc Khanh, Ba Dinh, Ha Noi)が6月22日で1周年を迎えた。
和牛、マグロ、アワビ、メカジキなど、日本から直輸入した食材を使い100種類以上の日本料理を提供する同店。店名は魚の「タラ」と「海」を合わせた造語で、「タラは栄養価が高く、日本料理や海をイメージしやすいと考えた」と広報担当のチャン・ティ・ビック・ゴット(Tran Thi Bich Ngot)さん。
6階建ての店舗1階にはカウンター10席、2階以上のフロアには個室15室を備え、約150人を収容できる。内装は伝統的な和風デザインで、「高級感がありつつ居心地の良い空間」に仕上げた。1階にはオープンキッチンがあり、シェフが調理する様子を直接見ることができる。各個室にはコイや紅葉などの日本的なモチーフをデザインに取り入れた。
メニューは、大トロやアワビ、生ガキ、イクラなど20種類から8種を選べる刺し身盛り合わせ(39万ドン~379万ドン)や、サケやエビ、ホッキ貝、とびこなどを使ったすし(4万ドン~15万ドン)。海鮮スープ、フォアグラ茶わん蒸し、あわびや銀杏(ぎんなん)などの一品料理(各3万5,000ドン~)、和牛てっぱん(99万ドン)、サンマの塩焼き(9万5,000ドン)、海鮮お好み焼き(16万5,000ドン)などもラインアップする。ドリンクは、日本酒、梅酒、ハイネケンビールなどを用意。
ゴットさんは「ベトナムで働く日本人駐在員が家庭的な味わいを楽しめる場所にしていきたい。今後はチェーン展開も視野に入れている」と話す。
営業時間は10時~22時。