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ハノイで2人の書道家が共同作品展 ベトナム古代文字・ノムを書で表現

会場の様子

会場の様子

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 ハノイのホアンキエム区にある「芸術文化センター」(22 Hang Buom, Hoan Kiem, Ha Noi)で現在、2人の書道家による展覧会「PHIEU DIEU(浮かぶ)」が開催されている。

展示作品

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 昨年12月24日に始まった同展。グエン・クアン・タン(Nguyen Quang Thang)さんとファム・バン・トゥアン(Pham Van Tuan)さんが共同で開催している。2人は現代アートの芸術家で書道家であり、ノム文字(古代ベトナムの書記体系)の研究に長年携わる研究者でもある。

 会場にはノムの詩や仏典、伝統的なことわざなどをモチーフに、「豊かな歴史を持つ都市・ハノイの文化的価値を称える」ために制作した30作品を展示する。画材はイェンフォン・バクニン省で作られたドー紙と、ベトナム各地の土壌から抽出した水性インクを使う。

 グエンさんは「それぞれの作品は過去から未来までを巨人の肩の上から俯瞰(ふかん)するようにして生まれた。実存主義や表現主義、瞑想(めいそう)などに基づく、芸術や宗教、哲学が一体となったものに、私たちの個性や創造性を加えている」と話す。

 開館時間は8時~17時(土曜・日曜は21時まで)。2月28日まで。

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