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ハノイにケーキショップ「コンティーゴ」 ストーリー込めたスイーツを提供

ショーケースの様子

ショーケースの様子

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 ハノイのタイホー区に5月9日、ケーキショップ「コンティーゴ(Contigo)」がオープンした。

販売中のケーキ

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 オーナー兼パティシエは台湾人のセルソ(Celso)さん。フランスの製菓学校で技術を学んだ。昨年、株主からの招待を受けてハノイを訪れた。セルソさんは「今から数年間の経済発展がますます良くなることへの期待感や、人々の生活水準に対する要求がより高くなると感じた」ことで出店に至ったという。

 Contigoはスペイン語で「あなたと一緒」という意味があり、「お客さまと一緒に思いを共有したい」という思いを込めている。

 デザートにはそれぞれストーリーがあり、マンゴークリームを使った赤いムース「Forest Fire」(110万ドン)は、「人間は地球の資源を無駄使いし、多くの生き物のすみかを破壊している。この木は今燃え上がり、彼らは自分たちのすみかを出ていかなくてはいけない」という物語が込められているという。

 誕生日ケーキの「Remember I love you」(75万ドン)はアールグレイティーやグリーンアップルソース、ダックワーズで作られ、父親のために特別にデザインされたケーキ。父親が子どもに伝えたいこととして、「愛している。それをおぼえていてほしい」というストーリーが込められている。また、「Claude Monet Garden」(75万ドン)はパリ(Paris)郊外のモネット(Monet)庭園の絵画としてデザインされ、イチゴのチーズクリーム、シフォンケーキ、ラズベリーやブルーベリーソースで作られている。

 このほか、丸い大理石のような表面をした「Not Just a Rock」(10万ドン)、コーヒームースとヘーゼルナッツの「Black Hole」(12万ドン)、クリームチーズとマンゴーソースのシフォン「Paradise」、ダークチョコレートミルフィーユ、宇治抹茶ミルフィーユ(以上10万ドン)など。

 セルソさんは「ペストリー(ケーキ、パイ、タルトなどの甘い菓子類)を作ることは、写真を撮ったり描いたりするようなもの。それは、クリエーターのメッセージを送ることができるアートワーク。だから私は環境と家族についての話でたくさんのペストリーを作っている」と話す。

 「フランス、ベルギー、日本などからの質の高い食材を使い、フランス式の技術で、台湾人の衛生に対する品質を保持しながらデザートを一つずつ手作りしている。新しいデザートも多数開発しており、これらの味はハノイでは他に類を見ないはず。日本語、中国語、英語ができるスタッフと共にお待ちしているので、ぜひ足を運んでももらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時。

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