ハノイのバーディン区にある日本料理店「ふか田」( Linh Lang, Cong Vi, Ba Dinh, Ha Noi)が9月1日で4周年を迎えた。
「ハノイで開店したのは、日本で働いていた店を辞めた際、当時のお客さまからハノイに店を開いてほしいと言われたのがきっかけ」と店長の深田剛生(たかお)さん。自らハロン湾へ仕入れに行き、月に一度、第3日曜に魚の販売も行っている。店では主にベトナムの海鮮食材を使った日本料理を提供しているが、「肉や野菜料理も人気」だという。「ベトナム国内の材料を使いながら、スタッフには手作りの大切さを教え、将来独立できるように指導している」とも。
看板メニューは、オープン以来一番人気の「サバ棒ずし」(15万ドン)やイカ100%で作られた「イカしゅうまい」(12万ドン)のほか、10月からの季節限定メニュー「鴨鍋」(35万ドン)、骨せんべい付き「キス天ぷら」(15万ドン)、「生シャコ刺し身」(18万ドン)、「牛タン塩焼き」(30万ドン)、自家製肉じゃが風「和風コロッケ」(8万ドン)などもある。ドリンクは日本から仕入れている日本酒や焼酎のほか、生ビール、ワイン、果実酒なども用意する。
深田さんは4年を振り返り、「オープンからのスタッフもいて、本当に支えられている。これからもスタッフの技術を磨き、今後も手作りメニューや海鮮の種類も増やしていく予定。魚の販売にも力を入れたい」と意気込む。「私たちは派手な料理というより、お客さまが毎日食べても飽きない真心のこもった料理を提供している。もちろん特別な日に応じた料理も用意する」とも。
営業時間は11時~14時、17時~22時。