ハノイのホアンキエム区にあるベトナム料理店「Bep Quan(ベップクアン)」(10 Tho Nhuom, Cua Nam, Hoan Kiem, Ha Noi, TEL 1900636932)が12月22日で4周年を迎えた。
有名5つ星ホテルでシェフを務めていた料理長・タイ(Thai)さんが2017年、「ベトナム料理に対する愛を自らの店で表現したい」との思いで出店した。同店は人気となり、その後の4年で、ホアンキエム区に2店舗、カウザイ区に1店舗、バーディン区に1店舗をオープンし、ハノイで全5店舗を持つチェーンとなった。
4周年を迎えた1号店は3階建てで、テーブル12卓、10~15人用の個室4室を含め計160人を収容できる。店内は彫刻が施された仕切り壁や大理石のタイル、ちょうちんなどで伝統的なハノイの街並みを表現した。店名は「Bep=キッチン」と「Quan=店」を組み合わせた造語。「おいしい料理が並ぶ家族の食卓のような場所を作りたい」との願いがある。
メニューは30種以上のハーブでゆでたチキン(1匹=29万ドン)、「ハーブチキンしゃぶしゃぶ」(56万8,000ドン)、牛ひき肉をレモングラスで巻き、ソーセージのような形にしたメコンデルタ地方由来の炭火焼き「牛肉焼きチャウドック(Chau Doc)」(21万8,000ドン)、パッションフルーツソースを添えたシメジ天、魚の塩焼き、牛肉とベトナムの野菜をミックスしたサラダなどの盛り合わせ「Vi Bep」(228万5,000ドン)などを提供する。
広報担当のグエン・ホアン・ロン(Nguyen Hoang Long)さんは「ベトナム料理を食べたくなった時に思い出してもらえる店になれたのでは。ベトナム料理は地域ごとに独自の味や個性を持つ多様でユニークな世界。お客さまに新しいベトナム料理との出合いを楽しんでもらうため、常に学び、研究し、創造し続けたい」と意気込む。
営業時間は10時~14時30分、18時~翌4時。デリバリーにも対応する。