ハノイのハイバーチュン区にある博多料理店「来んね（Konne）」（Trieu Viet Vuong, Bui Thi Xuan, Hai Ba Trung, Ha Noi ）が9月13日、1周年を迎えた。

「来んね」の水炊き

　ベトナムに博多料理を届けたいという思いから昨年オープンした同店。「当店ではスタイリッシュにまとめた和の空間で、熟練した日本人シェフのチームが作る博多料理を楽しめる」と広報担当者のレー・ティー・トゥエン（Le Thi Tuyen）さん。

　店名の「来んね」は博多弁で「来てください」の意味で、「博多料理を楽しみたいお客さまの居場所になりたいという気持ちを込めている」とレーさん。「この1年を振り返り、いつも特別な愛情を持ってお越しいただくお客さまに感謝している」とも。

　人気メニューは、鶏肉、白菜、キノコ、唐辛子、ニンニクなどを使った「もつ鍋」(しょうゆ＝50万ドン、みそ＝61万5,000ドン)や、鶏胸肉、白菜、キノコ類などを使った鶏だしスープの「水炊き鍋」(50万ドン)など。ほか、肉じゃが、漬物、サラダ、みそ汁、デザートが付いた「牛丼セット」(12万ドン)や、いなりずしが付いた「おでんだしラーメンセット」(13万ドン)など。

　福岡の郷土料理「がめ煮」や博多直送の「いさやの辛子明太子」、「和牛モツの串焼き」「たこわさ」などの小皿料理もそろえる。「使う食材は日本から輸入し、産地や品質管理を徹底している」とも。ドリンクメニューは「久保田萬寿」「松竹梅」などの日本酒からソフトドリンクまで50種類以上を用意。デリバリーサービスも行う。

　レーさんは「当店はベトナムで一番の博多料理専門店だと自負している。これからも料理やサービスの改善を続け、博多料理を懐かしく思う日本人のお客さまはもちろん、多くのお客さまを満足させていきたい」と意気込む。

　営業時間は11時～14時、17時30分～22時。デリバリーは11時～13時、18時～21時。