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サードウェーブの流れをハノイに ハンドドリップのカフェ「エルマナス」

ドリップコーヒーをいれる店主のリン・チャン(Linh Tran)さん(中央)

ドリップコーヒーをいれる店主のリン・チャン(Linh Tran)さん(中央)

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 ハノイのハイバーチュン(Hai Ba Trung)区に、コーヒーを中心に提供するカフェ「Hermanas(エルマナス)」(25 Lo Duc, Pham Dinh Ho, Hai Ba Trung, Ha Noi)がオープンして2カ月がたった。

「エルマナス」の外観

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 店主のリン・チャン(Linh Tran)さん自身もコーヒー好きで、東京留学時にコーヒー豆の生産・加工から焙煎(ばいせん)・抽出に至るまでの全工程を重視する「サードウェーブコーヒー」のムーブメントを知ったという。「自分の情熱と日本で学んだサービス事業についての知識を組み合わせ、自分スタイルのサードウェーブコーヒー店を作っていきたい」と話す。9月19日にオープンした同店は「その最初のステップ」とも。

 店名はスペイン語で「姉妹」を意味し、血はつながっていないが「本当の姉妹のように助け合っている」リンさんの母と母の友人に由来している。同店は「2人の友情を象徴した贈り物のようなもの」だという。

 白を基調に淡いコーラルカラーを配した店内の広さは40平方メートル。屋外席(10平方メートル)もあり、テーブル席やカウンター席などを含め30~35人を収容できる。6人以上のグループは席を確保するため、来店前の予約を勧めている。

 看板メニューはエスプレッソやミルク、塩クリーム入りの「サンセット(Sunset)」と、トニックウオーター入りのアイスコーヒー「サンライズ(Sunrise)」(以上6万5,000ドン)で、いずれもカルダモンやローズシロップなどを加えている。そのほか、瓶入りで提供するアイスコーヒー「コールドブリュー(Cold Brew)」(5万ドン)や、「ハンドドリップコーヒー(Hand drip coffee)」(6万5,000ドン)、蜂蜜ピーチティーやレモンティー、ミルクティー(以上4万5,000ドン)、オレンジやリンゴ、グアバなどのジュース(以上4万5,000ドン)などもラインアップする。

 リンさんは「サードウェーブコーヒーモデルについては、ハノイはまだ始まったばかりなので、多くの可能性と機会があると思う。お客さまからの信頼を得るには長い時間が掛かると思うが、一所懸命頑張っていきたい」と意気込む。「人生はいつも忙しく急いでばかり。前向きになるために自分を愛するための時間を取ることを忘れないでほしい。当店でそんな時間を過ごしてもらえれば」とも。

 営業時間は8時~22時。

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