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ハノイに桜をイメージした日本風カフェ「まるともコーヒー」 元IT技術者が開く

オープン時の様子と店主の小田啓二さん(中央)

オープン時の様子と店主の小田啓二さん(中央)

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 ハノイのバーディン区に9月20日、桜をイメージした日本風カフェ「まるともコーヒー(Marutomo Coffee)」がオープンした。

「まるともコーヒー」の店内

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 前職はハノイのIT企業の技術者だったという店主の小田啓二さん。退職した際、日本への帰国も考えたが、「まだ1年しかたっておらず、ベトナムの地にやり残し感があった。友人・知人もたくさんいたので、そのまま居続ける決意をした」と話す。

 「IT系の会社を興すにはまとまった技術者が必要なため、その方向はひとまず保留」とし、カフェを開くのが夢だという友人を応援することになったのがオープンのきっかけだったという。

 「今までの人生とは全く違う世界でもあり、当初は友人の夢を金銭的に応援しているだけという感覚があった。ところが今では、店のシャッターを開けるのもほとんど自分。閉店近くまでいるのも自分。ほとんど休みなく、どっぷりはまっている」とも。

 コーヒー店として「まず本当においしいコーヒーを提供することを大切にしている」と小田さん。ホーチミンで複数店舗を展開する人気店「シンコーヒー」と同じコーヒー豆を使い、焙煎(ばいせん)から手掛けている。

 店舗面積は181平方メートル、テーブル13席。店舗入り口や店内の壁には桜の写真や絵、桜木を2本配置。白とピンクを基調に「桜をイメージした作り」でまとめた。

 メニューは、「イポー ホワイト コーヒー」(4万5,000ドン)、「マンゴーココ アイスプレンド」(5万5,000ドン)、サクラパウダーで香り付けしたフルーツティー「サクラ ゆず」「マルトモ サクラ」(以上5万ドン)など。デザートにはドーナツやストロベリー チーズケーキ(以上4万5,000ドン)などを用意する。ケーキ類は全て、海外(主にフランス)から完成品を取り寄せている。

 「桜の内装が美しいだけでなく、味もそれに劣らぬおいしさだという自負がある。ベトナムは世界2位のコーヒー豆生産国。日本語の通じるスタッフに安心してもらいながら、ゆっくりと味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は8時30分~22時30分。

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