ハノイのハイバーチュン区に11月25日、タイ料理専門店「TSF-Thai Street Food」（57 Bui Thi Xuan, Hai Ba Trung, Ha Noi）がオープンした。

「TSF - Thai Street Food」の店内

　店主のグエン・タン・ドゥック(Nguyen Thanh Duc)さんは何度かタイへ旅行したことがあり、「独特な料理、美しい景色、優しい人々が忘れられない。地元ハノイにタイ国の魅力を詰め込んだレストランを開きたいと思った」と話す。

　2階建ての店舗面積は236平方メートル、2～8人用のテーブル30卓があり125人を収容できる。同店は「タイ国を小型化したような設計」になっており、1階はタイのスワンナプーム国際空港からインスピレーションを得たラウンジと「近代的なバンコクの空間」、2階は「まぶしいプーケット(Phuket)島」と「古風で平和なチェンマイ(Chiangmai)」という4つのゾーンに分かれている。

　看板メニューは米粉で作った太いきし麺タイプのセンヤイを野菜・ハーブ・牛肉などと炒めた辛い麺料理「パッキーマオ(Pad Kee Mao)」(9万8,000ドン)。「これは典型的なタイ料理で、アルコールを飲んだ直後に温かいうちに食べると、回復し、酔いが覚め、翌日の体調にも備えることができる」とグエンさん。

　そのほか、豚の骨付きスペアリブを煮込み、ライムとチリで酸味と辛さを加えた「レンサブ(Laeng Saeb)」(38万5,000ドン)、エビやキノコ、ハーブなどを使い酸味と甘辛さで仕上げたタイ料理を象徴するスープ「トムヤムクン(Tomyumkum)」(13万8,000ドン)、ココナツミルクで炊いたもち米にマンゴーをのせたタイの定番お菓子「カオニャオ マムアン(Khao Niaow Ma Muang)」(6万5,000ドン)などがある。

　グエンさんは「常に新鮮な食材を使った60種類以上の豊富なメニューを用意している。タイへの旅行気分になるユニークなスペースで、タイのおいしさを提供したい。ぜひお越しください」と来店を呼び掛ける。

　業時間は11時～23時。駐車場は車10台、バイク50台。